表現の自由が侵害されている!とか
GAFAを怒らせたら大統領でさえ締め出される!とか
凄く微妙な事を言っている動画を結構目にして、
それはちょっと、、、と思ったので軽めに書いてみます
まず、サクッと流れを書いてみましょう
1. twitter、Facebookアカウントが
ドナルド・トランプ氏のアカウントを凍結した
→暴力、暴動を引き起こすかも知れない発言、規約違反なので仕方ないです
2. 氏が側近のアカウントに発言を依頼した結果、その方々のアカウントも凍結された
→同上
3. 別のプラットフォームで発言をしようとしてParlerというSNSから発言
→Parlerのサービスが停止した
4. ParlerはamazonのAWSというサーバーサービスを使って運営していた
→amazonがParlerに提供していたAWSサービスを停止したと発表
5. 表現の自由が侵害されている!とか
GAFAを怒らせたら大統領でさえ締め出される!とか
ちょっと何言ってるの?という状態になっています
この流れを見て、表現の自由と言う人は、ちょっとヤバいかも知れません
まず、この件に関して表現の自由は関係ありません
GAFAを怒らせたら!という人、ちょっと頭使いましょう
GAFAは怒っていません、むしろ自社を守っただけです
クレジットカードとかSuicaとか持ってますか?
今時、全ての支払いを現金のみでやっている人、どれぐらいいますかね?
その時代に戻っても良い!と胸を張って言える人なら、さっきの発言はOKだと思います
だって、そういう人はSNSが無くても平気だろうし、amazonでクレカ使えなくても全然良い、
携帯代も銀行引き落としがあれば十分!という人たちなので、理解出来ない話になるからです
1企業、1プラットホームが独断でやって良いことじゃないだろ!!!って息巻く人もいそうですけど、
まず、これは全てただの規約違反から始まっているので、独断でやって良いことです
企業とプラットホームの目的は、収益を上げることです
twitter、Facebook、amazonって、顧客からの決済をクレカ払いでやってるんですよ
twitter、Facebookなら広告料をクレカで決済してもらってたり、
amazonのAWSもサーバー利用料をクレカ決済で受け取ってるんですね
で、クレジットカード会社の規約で、暴力や暴動を誘発したり、違法な物を扱っているサービスには
クレジットカードの課金決済をさせませんっていうような内容があるんです
当然の規約だと思いませんか?
では、今回のことを振り返ってみたらどうでしょう?
プラットホーム側、怒ってますかね?
クレカ課金決済を拒否されたら会社とかサービス潰れちゃうから対応しただけですよね?
なので、別に怒ってるんじゃないんですよ
ParlerのサービスをAWSの上で稼働させているだけで、会社全部潰しかねないリスクを取りますか?
まともな思考回路の人なら、一旦Parlerに提供してるサービスを停止しますよ、、、
オンラインサービスをやっている会社なら、確実に同じことをします
(しなかったら、その会社は近々潰れるか、規模が縮小するのがほぼ確定です)
今回の事って、それだけの話なんですよね
それでも、表現の自由が!!!って騒ぐ人はいると思うんですけど、
その人たちは、そういう規約でオンラインサービスをしている会社に対してサービスを提供している
クレジットカード会社に言うべきでしょうね
クレジットカード会社の規約が変われば、今回の事は起こらなかった可能性があります
それでもなお、表現の自由が!!!って騒ぐ人はいると思うんですけど、
無責任な人ほど、、、と思ってしまう自分がいます
日本の場合、、、という程度しか知らないですけど、
表現の自由は「国」が「個人の表現」の自由を保証しますという話であって、
「公職者」の「暴動を誘発する可能性がある」の発言を「国」が保証するということじゃないんですよ
例えば、twitterとかで匿名の誰かが犯行予告しました
表現の自由だから、事件が起こるまでは表現の自由だから誰も取り締まらなくて良いよね!
って堂々と言えるのかな?と
犯行が起こる前に警察が動いたら「言論の自由が!!!」になるんですかね?
でも、犯行が起きた後に警察が動いたら「何で早く動かなかった!!!」って言いますよね
ご都合主義に表現の自由を振りかざすのは、
やっぱり良くないなあと思いましたとさ、、、
そもそも、今回の件には関係ない部分ですしね、、、