認知症の介護#4 カレンダー

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どこの家もそうなのだろうか?
昔から我が家は
・玄関
・廊下
・トイレ
・リビング x2
・冷蔵庫
の5箇所にカレンダーが貼ってあった

実家に戻ってみたら、玄関の壁に貼ってあるカレンダーとは別に、
靴箱の上に小さな卓上カレンダーが置いてあった

廊下のカレンダーも1つ増えていたし
廊下からリビングに入ったところに貼ってあるカレンダーの向かいの壁にも
カレンダーが追加されていた
我が家は2階建てなのだが、階段にもカレンダーが貼られていた

物忘れが酷くなったからカレンダーを増やしたのだろう、、、と思い
特に内容には注意を向けなかった

ある日、母が慌てた様子だったので
どうしたのか聞いてみたところ

「カレンダーを見て、今日が病院に行く日だったのを思い出した!!!」
とのこと、、、

ああ、カレンダーはちゃんと機能しているんだなと思い
改めて全てのカレンダーを見て回ってみた

ここで問題に気が付いたのだが
カレンダーに書き込まれている予定にバラつきがあったのだ

トイレのカレンダーに書き込まれている予定が階段のカレンダーには書き込まれていない
リビングの向かい合ったカレンダーに書き込まれている予定も、
片方に書いてあることが、もう片方に書かれていない
冷蔵庫に貼ってあるカレンダーに書いていない予定が
その近くにメモ帳の切れ端に書き殴って貼られている

正直、ゾッとした

物忘れが酷くなっているから、覚えておくためにカレンダーを増やしたのだと思うが
それならば全てのカレンダーに同じ内容が書き込まれていないと意味が無いはず、、、

朝起きて階段で見たカレンダーと、朝食を作る時に冷蔵庫を開けるカレンダーの内容が違ったら
その日の予定が分からなくなっても不思議ではない、、、

そういえば、手帳も複数持っていたような、、、とここに至って気付き
母が病院から帰って来たら話そうと決めた

帰宅した母にカレンダーのことを聞くと案の定、忘れないために増やしたとのこと

カレンダーによって書き込まれている予定が違うので、逆に混乱しているのでは?という話をして
少しカレンダーの数を減らすことを提案

母もそれに同意してくれたので、リビングの1つと階段、玄関と靴箱の上の卓上カレンダーを撤去することになった

予定を書き込むのはリビング、トイレ、冷蔵庫のカレンダーにしようという話に落ち着いた

これで多少改善されれば良いなと思って数日過ごしていたのだが、
どうやら冷蔵庫のカレンダーに書き込むのを忘れてしまうようだったので
冷蔵庫のカレンダーも撤去しようという話になった

手帳のカレンダーには短い日記を書いたりしているようだったが、
それも用途ごとに分けて手帳を用意していて、それで混乱していることが分かったので
4つあった物を2つまで減らすことに成功した

本当は1つの方が良いのだろうが、
日記的な物をつける手帳と予定が書いてある手帳は分けておきたいという話だったので2つに落ち着いた

ちなみに、カレンダーを減らすことで曜日や予定を忘れてしまう回数は圧倒的に減ったので、
もし認知症の介護をしている方がこの記事を読むことがあれば1つの参考になれば幸いです

全てのカレンダーへの同じ書き込みをするのを忘れてしまう事がたまにあるのですが、
それに気付いた時、母の代わりにちょっと書き込んだりしています
なるべく字体を合わせるのも忘れずに、、、笑

自分で出来ている!と思ってもらう回数は増やしたい、、、と思っています

あと、怒ったりしてはいけないと自分に言い聞かせているのですが、
たまに怒ってしまうことへの対策が必要だと、この頃から思い始めました

理由は、母が日記にしている方の手帳の中身を少し見せてくれたのですが
良いことがあったという記述より、嫌なことがあったという記述の方が多かったのと
そこに私に叱られた、、、という事が書いてあったりしたからです

なんで叱られたのかは書いていないけれど、叱られたことは書いている
忘れた頃に日記を書こうとしたら、叱られた事だけが分かるという悪循環、、、

これは非常に良くない、、、

今でもたまに叱ってしまう事があるのですが、、、
この対策はまだまだ長い課題になりそうな気がしています

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