iDeCoの受取開始時期の拡大

iDeCoの受け取り開始時期の拡大に関してですが、
現状は60歳以降で69歳11ヶ月の間にに全額一括で受け取り、全額分割で受け取り開始、
一部を一括で、残りを分割で受け取り開始といった3種類の受け取り方があります
そちらは動画で解説しています

2022年の5月からの改正後iDeCoは受け取り開始時期の範囲が広がるのですが、
これは今の段階だとメリットが見えないな、、、と思っています

現在の選択肢である「60歳から69歳11カ月までの間」から
「60歳から74歳11カ月までの間」に拡大するというものなんですが、、、

iDeCoの加入期間が65歳まで延長されたという記事を前に書きました

法改正後のiDeCoのこと

法改正後のiDeCo、65歳まで加入出来る条件

65歳までしか加入出来ないなら、何故74歳11ヶ月まで受け取りを延長する必要があるのかな?と
iDeCo口座の維持費用もかかりますし、、、

収入に応じて選択しましょうということなんでしょうけど、
【年金控除を使って非課税で受け取れる金額】を受け取るという選択肢が懸命な気がします
65歳未満であれば年間で70万円、65歳以上であれば年間120万円の控除範囲内で受け取って、
受け取り時期を先延ばしにするのはiDeCoではなく、公的年金の受給開始時期なのかなと思います

では、公的年金の受け取りを先延ばしにしてみた時の計算をザックリやってみましょう
長生きリスクに備えるなら、終身で受け取れる公的年金が最強です
(このままの年金状況が続くとは思えませんが、、、)

・70歳まで先延ばし、繰り下げをした場合
 65歳時点の支給額の42%受取額が増える

・75歳までの繰り下げが法改正で実現し、それに併せて先延ばし、繰り下げをした場合
 65歳時点の受取額が84%増える

65歳での給付額が15万円だった場合
→70歳まで繰り下げれば21.3万円
→75歳まで繰り下げたら27.6万円

iDeCoの受取は、積立が終了してからすぐに開始、
さらに受取終了の時期も調整、
公的年金を受け取るまでのつなぎ資金として活用する

という流れが今のところ一番現実的なのかなと思います

明日は自動運転のレベルに関する動画の公開があるので、
明後日に、企業型確定拠出年金(企業型DC)に入っている方の
iDeCoの活用の解説していきたいと思います

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